横浜駅について
神奈川県横浜市西区
言わずと知れた神奈川県のターミナル、横浜(よこはま)駅。
6社局10路線が乗り入れる大ターミナルです。一駅に乗り入れる私鉄の数は日本一であり、一日あたりの利用者数(6社局合計)は約230万人、年間では約8憶4100万人といわれています。これは新宿、渋谷、池袋に次いで4番目に多い数値です(日本国内で)。
現在の横浜駅は3代目となります。ちなみに初代の横浜駅は現在の桜木町駅のことを指し、2代目の横浜駅は現存しません(3代目の横浜駅ができてから数年後に閉鎖された)。
駅周辺は多数の商業ビルに飲食店などがあり、国内有数の繁華街ととなっており、官公庁街の関内エリアとともに横浜都心に指定されています。
駅構内はいつもどこかで工事が行われていて開業以来未だに工事計画が終了していないと言われており、日本のサグラダ・ファミリアともいわれています(まあこれに関しては横浜駅以外にも当てはまる駅がありそうですが…)。
JR東日本側については東海道線、横須賀線、湘南新宿ライン、京浜東北・根岸線、横浜線(正式には八王子~東神奈川の路線で一部電車が京浜東北・根岸線の横浜方面に乗り入れる)。
主な改札口はきた通路に面した北改札、中央通路に面した中央北改札、中央南改札、みなみ通路に面した南改札の4か所あります。その他に中央北改札コンコース内にシャル改札(駅ビルにつながっている)、京急線乗り換え口があります。
トイレについて
JR東日本側のトイレは北改札内、中央北改札内、中央南改札内、南改札内の計4か所あります。
改札 | 小便器 (台) | 洋式 (台) | ベッド系 | ベビーチェア | オストメイト | ウォシュレット | |
北 | 男性用 | 7 | 8 | ○ ベビーシート、 洋式1室 | ○ 洋式2室 | ○ パウチ・しびん洗浄水栓付背もたれ 洋式1室 | ○ |
北 | 多機能 | ― | 1 | ○ ベビーシート | ○ | ○ 汚物流し、温水対応 | ○ |
中央北 | 男性用 | 12 | 8 | × | ○ 洋式1室~ | × | ○ |
中央北 | 多機能 | ― | 1 | ○ 多目的シート、 ベビーシート | ○ | ○ 汚物流し、温水対応 | ○ |
中央南 | 男性用 | 12 | 7 | ○ ベビーシート、 洋式1室 | ○ 洋式1室 | × | ○ |
中央南 | 多機能 | ― | 1 | ○ ベビーシート | ○ | ○ 汚物流し、温水対応 | ○ |
南 | 男性用 | 6 | 3 | × | ○ 洋式1室 | × | ○ |
南 | 多機能 | ― | 1 | ○ ベビーシート | ○ | ○ 汚物流し、温水対応 | ○ |
日本有数のターミナル駅なだけあってどのトイレも便器数は多めに設置されています。またJR東日本ではまだまだ普及率が低いウォシュレットが全洋式便器に設置されているという特徴もあります。
この表を見ると中央南、中央北の2か所のトイレの規模が大きいことがわかると思います。しかしこの2か所のトイレは横浜駅のメインストリートである中央通路に面していることもあって混雑が激しいトイレでもあります。朝夕のラッシュ時だけでなく日中や土日も並んでいることが多々あります。
比較的空いているのは北改札のトイレだと思います。南改札のトイレは規模が小さいのであまりお勧めしません(っというか横浜駅でトイレに行くこと自体お勧めできませんが)。ただしSOUTH COURT(自由通路)を介して階段を上り下りすることなく中央南改札側のトイレに行くことができます。
北改札内
現在、JR横浜駅で唯一エレベーターが通じていない改札口です。
北改札は2004年頃に新設された改札口で各ホームの北端にホームと改札口をつなぐ階段やエスカレーターがあります。
トイレ自体も2004年頃の北改札新設とともに設置されました(そう思われる)が、2017年~2018年くらいに1度改修されています。
男性用トイレ
手洗場はTOTOのL130DMが3台の設置です。
小便器はTOTOのUS900R(だった気がする)が7台の設置です。
大便器個室は洋式が5室の設置です。
便器はTOTOのC473Pです。便座はTOTOウォシュレットPS2(TCF5533YR)です。
当初は普通便座が設置されていましたが、竣工から1~2年後くらいに他の改札口のトイレとともにウォシュレットが導入されました。
一番手前の個室にはベビーチェアがあります。
ちなみに手前から4番目(だった気がする)の個室だけ便器のカラーが異なります。これだけ交換された可能性があります(というか竣工当初は他の個室と同じカラーだった気がする)。
他の個室と同じく便器はTOTOのC473P、便座はTOTOウォシュレットPS2(TCF5533YR)です。
一番奥の個室は簡易多機能個室となっています。
他の個室と同じく便器はTOTOのC473P、便座はTOTOウォシュレットPS2(TCF5533YR)ですが、この個室にはTOTOの「パウチ・しびん洗浄水栓付背もたれ」があります。
簡易多機能個室にはベビーチェアと
ベビーシートが設置されています。
多機能トイレ
便器はTOTOのC473P、便座はTOTOウォシュレット アプリコットP AP2K(TCF5840PR)です。ここも竣工当初は普通便座でした。
便器付近の小型手洗器はTOTOのL570Aです。
手洗場はTOTOのL270CMです。
多機能トイレ内にはオストメイト設備としてTOTOの「オストメイト対応トイレパック」があります。
乳幼児設備はベビーシート(中央)、ベビーチェア(右側)、フィッティングボード(左側)があります。
中央北改札内
横浜駅のメインストリートである中央通路に面した改札口です。
ここのトイレはJR横浜駅の中で最初に改修工事が行われました。確か現トイレは2016年頃に完成したと記憶しています。
男性用トイレ
手洗場はTOTOのL130DMが4台の設置です。
手洗場の向かい側には身だしなみコーナー的なものがあります。
小便器はTOTOのUS900R(だったと思う)が6台と
背面にも6台の計12台設置されています。
大便器個室は洋式8室の設置です。
便器はTOTOのC473P、便座はTOTOウォシュレットPS2(TCF5533YR)です。
内1室は簡易多機能個室になっています。
便器はTOTOのC473P、便座はTOTOウォシュレットPS2(TCF5533YR)です。この個室には背もたれが設置されていますが、北改札と違ってオストメイト設備はありませんでした。
竣工当初は普通便座でしたが、北改札と同じくらいのタイミングでウォシュレットが導入されました。
簡易多機能個室にはベビーチェアがあります。
他にもベビーチェアが設置された個室があるかもしれませんが、今回は簡易多機能個室しか撮影できません
多機能トイレ
便器はTOTOのC473P、便座はTOTOウォシュレット アプリコットP AP2K(TCF5840PR)です。ここも竣工当初は普通便座でした。
便器付近の小型手洗器はTOTOのL570Aです。
※手洗場は撮影していなかったようです。TOTOのL270CMがありました。
多機能トイレ内にはオストメイト設備としてTOTOの「オストメイト対応トイレパック」があります。
乳幼児設備としてはベビーシートがあります。
また多目的シートの設置もあります。
ベビーチェアとフィッティングボードはなかったと思います。
中央南改札内
こちらも横浜駅のメインストリートである中央通路に面した改札口です。
中央北改札の向かい側にあります。
もともとは独立したコンコースを持っていましたが、南改札と中央南改札をつなぐSOUTH COURT(自由通路)が開通したので現在は南改札と中央南改札はコンコースがつながっています。同時に各ホームに向かうエレベーターも整備されました。
このトイレは2019年頃に改修されました。
男性用トイレ
手洗場はTOTOのLS125DMが4台の設置です。
小便器はTOTOのUS900Rが7台と
向かい側に5台の計12台の設置です。
大便器個室は洋式が7室ほどあります。
便器はTOTOの「壁掛大便器セット・フラッシュバルブ式」CS573P、便座はTOTOウォシュレットPS2(TCF5533YR)です。
ここは竣工時からウォシュレットの設置があったと記憶しています。
ベビーチェアは2室ほど設置がありました。
1室は通常の広さの個室(他の個室よりは若干広い)に設置されています。
7室中1室は室内が広くとられています。ただし扉は内開きなので簡易多機能個室ではありません。
便器はTOTOの「壁掛大便器セット・フラッシュバルブ式」CS573P、便座はTOTOウォシュレットPS2(TCF5533YR)です。
この個室にはベビーチェアとベビーシートに
フィッティングボードが設置されています。
多機能トイレ
便器はTOTOの「壁掛大便器セット・フラッシュバルブ式」CS573P、便座はTOTOウォシュレット アプリコットP AP2K(TCF5840PR)です。
便器付近の小型手洗器はTOTOのL570Aです。
手洗場はTOTOのL270CMです。
多機能トイレ内にはオストメイト設備としてTOTOの「コンパクトオストメイトパック」があります。
乳幼児設備としてはベビーチェアと
ベビーシートがあります。
ここの多機能トイレは室内の横幅が少々狭いでしょうか。
南改札内
先述の通り、中央南改札内とはSOUTH COURT(自由通路)を挟んでほぼ同一階でつながっています。
こちらはみなみ通路に面した改札口になります。2004年頃に新設されました。
トイレ自体も2004年頃に新設された(と思われる)ものですが、2019年頃に当初設置されていた場所からSOUTH COURT(自由通路)付近に移設されました。
男性用トイレ
手洗場はTOTOのLS125DMが3台の設置です。
小便器はTOTOのUS900R(と思われる)が6台の設置です。
大便器個室は洋式が3室の設置です。
手前の個室は便器はTOTOの「壁掛大便器セット・フラッシュバルブ式」CS573P、便座はTOTOウォシュレットPS2(TCF5533YR)です。
ここは竣工時からウォシュレットの設置があったと記憶しています。
手前の個室にはベビーチェアがあります。
中央の個室も便器はTOTOの「壁掛大便器セット・フラッシュバルブ式」CS573P、便座はTOTOウォシュレットPS2(TCF5533YR)です。
写真でもわかる通り、室内はかなり広い(というより細長い)です。
奥の個室も便器はTOTOの「壁掛大便器セット・フラッシュバルブ式」CS573P、便座はTOTOウォシュレットPS2(TCF5533YR)です。
この個室は扉が外開き戸になっており、、ドアの開口も他の個室よりも広めになっています。実質簡易多機能個室のような雰囲気がありますが、乳幼児設備やオストメイト設備は一切ありません。
多機能トイレ
便器はTOTOの「壁掛大便器セット・フラッシュバルブ式」CS573P、便座はTOTOウォシュレットPS2(TCF5533YR)です。ここだけ他の多機能トイレとウォシュレットの機種が違います。
便器付近の小型手洗器はTOTOのL570Aです。
手洗場はTOTOのL270CMです。
多機能トイレ内にはオストメイト設備としてTOTOの「コンパクトオストメイトパック」があります。乳幼児設備としてはベビーチェア、
ベビーシートとフィッティングボードがあります。
コメント
どのトイレも新しくてきれいです。設備面でも共通化されていて当たり外れはなさそうです。またすべてのトイレにウォシュレットがあるのも高評価です。意外とJR東日本のターミナル駅ですべてのトイレにウォシュレットが設置されているところは少ないです(というより横浜駅と福島駅以外では見たことがない)。
ただし前述したように中央南改札、中央北改札のトイレを中心に混雑するので余裕があれば他の駅に行くことがお勧めです。日中なら周辺の商業施設のトイレを利用したり、乗換先の鉄道会社改札内のトイレを使うのも手だと思います。
周辺のトイレ
- 京浜急行電鉄
- 東急電鉄、横浜高速鉄道
未調査
- 相模鉄道
未調査
- 横浜市営地下鉄
未調査
隣の駅
東海道線
横須賀線
(東京方面) 新川崎 ← 横浜 → 保土ヶ谷 (久里浜方面)
京浜東北・根岸線、横浜線
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