概要
千葉県市川市
JR京葉線の途中駅、市川塩浜(いちかわしおはま)駅。
京葉線は各駅停車だけが停車する駅ですが、ほぼ終日にわたって武蔵野線の電車も利用することができます。武蔵野線はもともと京葉線内では快速運転を行っていましたが、そのころから市川塩浜駅には停車していました(2013年のダイヤ改正で京葉線内を各駅に停車するようになった)。
ちなみにこの駅で京葉線と武蔵野線が分岐します。武蔵野線は京葉線との分岐が東京側と蘇我側の2か所にありますが、市川塩浜駅は東京側の分岐駅になります。蘇我側の分岐駅は南船橋駅です。
一日あたりの乗車人員は7,342人(2022年度)です。京葉線の駅では越中島、二俣新町に次いで乗車人員が少ない駅です。駅周辺は工場や倉庫が多数ある一方で住宅や商業施設がほとんどないためか駅自体の利用者も少ないようです。ちなみに工場や倉庫以外の施設としては駅のすぐ横にビジネスホテルが1件あります。
1988年12月1日の新木場~南船橋間の開通とともにこの駅も開業しました。開業時から高架駅となっており、2面2線の相対式ホームを有しています。
トイレについて
小便器 (台) | 和式 (台) | 洋式 (台) | ベッド系 | ベビーチェア | オストメイト | 温水洗浄便座 | |
男性用 | 3 | ― | 2 | × | 〇 洋式1室 | × | × |
多機能 | ― | ― | 1 | 〇 ベビーシート | × | 〇 パウチ・しびん洗浄水栓 | × |
古いトイレです。ですが利用者が少ないのかきれいです(もちろん清掃もきちんと行われていると思います)。
外からの光が入らない(確か窓はあったと思う)上に古さも相まってちょっと陰気な感じがしました。
男性用トイレ
手洗場はTOTOのL210Cが2台の設置です。
小便器はTOTOのU307Cが1台とU370が2台の計3台あります。
一昔前(15年以上前)はこんな感じのトイレが京葉線に限らず首都圏のあちこちの駅にありましたが、今はすっかり少なくなりました。古いトイレがどんどん近代的なトイレに変わるなか、ここ(と二俣新町駅)はしばらくこんな感じのトイレが残りそうな気がします。
小便器洗浄用のハイタンクです。木村技研製のものが1台設置されています。
これも15年くらい前なら当たり前のようにいろんな駅に設置されていましたが、今はほとんど改修されて見かけなくなってしまいました。
大便器個室は洋式2室の設置です。
小便器は古いままですが、大便器に関しては2室とも便器が更新されています(というか洋式化されている)。
手前の個室はTOTOのC480Nが設置されています。こちらの個室は初見時、和式だったと記憶しています。
手前の個室の便器洗浄用ハイタンクです。木村技研製です。
奥の個室もTOTOのC480N(C480Sだったかも)が設置されています。こちらは2009年くらいの初見時にはこの便器が設置されていましたが、トイレの経年を考えるともともとは和式だったものと思われます。
奥の個室の便器洗浄用ハイタンクです。こちらも木村技研製です。
奥の個室にはベビーチェアがあります。
多機能トイレ
男女トイレ以上に古そうな感じがします。
便器はTOTOのC48ASです。
オストメイト設備としてTOTOの「パウチ・しびん洗浄水栓」があります。
手洗場はTOTOのL103Dです。
多機能トイレ内にはベビーシートが設置されています。
多機能トイレの室内は結構広いです。車いすでの回転も余裕で行えそうです。
コメント
古いトイレですが、清潔にされています。
お隣の二俣新町駅と同様に周りに目立った施設がないためか日中は割と駅が閑散としています。トイレも空いています。
ここも困った時にお勧めです。しかし個人的にはお隣の二俣新町駅まで我慢できるならそちらの方がさらにお勧めです。ここ以上に駅の利用者が少ない上にとても清潔で明るい(大きな窓がある)トイレだからです(トイレの古さは同じくらいですが)。
隣の駅
京葉線(本線)
(東京方面) 新浦安 ← 市川塩浜 → 二俣新町 (蘇我方面)
京葉線(支線)
市川塩浜 → 西船橋 (武蔵野線方面)
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