トイレについて
昭和記念公園㊶トイレは日本庭園の西側にあります。
日本庭園は1997年4月に開園したもので約6haという首都圏では戦後に開園したものでは最大規模となるようです。
「緑の回復と人間性の向上」をコンセプトに日本人が育んできた自然観を凝縮させて、多くの人々に伝統的な文化活動を体験してもらうために造られたようです。
日本庭園から一番近いゲートは砂川口となります。
小便器 (台) | 和式 (台) | 洋式 (台) | ベッド系 | ベビーチェア | オストメイト | 温水洗浄便座 | |
男性用 | 4 | ― | 2 | × | × | × | × |
多機能 | ― | ― | 1 | × | × | × | × |
※便器洗浄には再生水を使用しているため、大便器の写真では濁った水が写っている場合がありますが、未使用の状態で撮影したのでご安心ください。
外観
ちょっとくすんだ色合いと瓦屋根が日本庭園の雰囲気にあっています。
ここは壁面の他に床面にも男女トイレのピクトグラムがあるのが特徴となっています。
男性用トイレ
手洗場はTOTOのL537が2台の設置です。
写真右側の自動水栓は~1994年の製品のはずですが…1997年オープンの施設になぜ設置されているのか謎です。
小便器はTOTOのU307Cが4台の設置です。
男性用トイレ内のステンドグラス(というのでしょうか)がとても良い雰囲気を出しています。
大便器個室は洋式2室の設置です。
手前の個室はLIXIL(INAX)のC-P25Sが設置されています。
この個室は十数年前に見たときは和式でTOTOのC750が設置されていたと記憶しています。
奥の個室は洋式です。
便器はTOTOのC450Sです。洗浄装置(スイッチ)が他では見かけないものになっています(メーカーを確認し忘れた…)。ちなみに以前は後述する㊷トイレと同じタイプ(TOTO製)の洗浄装置(スイッチ)が使われていました。
C450Sといえば西武鉄道系のレジャー施設やホテルでよく見かける印象ですが、それ以外の施設では一般用トイレに設置されている事例ってあまり見かけない気がします。多機能トイレならたまに見かけますが(配管隠ぺい仕様のC450STCも含む)。
多機能トイレ
便器はTOTOのC111が設置されています。こちらも洗浄装置が他では見られないものになっています。
C111は「重度障害者用便器」(現在は「バリアフリー便器」)という商品名が付いており、病院や福祉施設での使用が前提となっており、こういった不特定多数が使用する施設にはあまり好ましくない製品でもあります(実際に一般的な洋式便器に比べて使い難い)が、1980年代~1990年代前半ごろにできた施設ではたまに見かけることがあります。しかし1990年代後半ごろの施設では一般的な洋式便器(や高座面タイプの洋式便器)が設置されることが多くなってここのようにこの便器が設置されている場所は少ない印象です。
手洗場はTOTOのL103Aです。
室内は標準的な広さです。
コメント
きれいなトイレです。
外観や内装は凝っていますが、設備面では昭和記念公園内では最下位レベルで良くないです。昭和記念公園ではほとんどのトイレに乳幼児設備が設置されていますが、ここにはありません。
周辺のトイレ
- ㊷日本庭園(東)トイレ
- ダイジェスト記事(園内トイレ全般)
コメント