下総中山駅概要
千葉県船橋市
JR総武線の駅、下総中山(しもうさなかやま)駅。複々線区間にある駅で緩行線側だけ1面2線のホームがある高架駅です。中央・総武線各駅停車だけ停車します。
両隣の本八幡や西船橋よりも開業が古い(というかここは路線開通時からある)駅ですが、その二駅と比べて駅前は栄えていません。
また一日あたりの乗車人員は19,659人(2021年度)となっています。周辺の駅は40,000人~110,000人台の乗車人員があるので、この駅の利用者の少なさが目立ちます。また小岩、市川、本八幡、船橋はそれぞれ高架下にシャポーという商業施設があり、西船橋にはDilaという駅ナカ商業施設がありますが、この駅には特にそういった施設はありません。
トイレについて
トイレは改札内(改札階)に1か所あります。
きれいなトイレですが、周辺の駅と比べると規模は小さめですし設備も古いです。おまけに男女トイレの出入り口には階段があります。しかし駅の乗車人員を考えると意外と個数は多いかもしれません(特に小便器)。
平日朝夕の時間帯は混んでると思いますが、日中は空いているのではないかと思います。
男性用トイレ
手洗場はTOTOのL270Dが3台の設置です。
使用器具だったり内装だったりとあまりJR東日本らしさがありません(特にライニング部分がパネルではなくタイル張りなところとか。またL270Dが一般用トイレで複数台設置されているのもJR東日本ではここ以外見たことない)。
内装や使用器具から考察すると2000年代前半〜中盤頃の竣工と思われます。すごく古いわけではありませんが、周辺の駅がここ数年で改修されていることもあってか古めかしく感じます。
小便器はTOTOのUS800C(E)が6台の設置です。
小便器自体はJR東日本でもよく見られるものですが、このトイレが竣工した当時はJR東日本ではまだまだ一斉洗浄が一般的でTOTOのUZ105Uが設置される場合が多かったのでこの当時のトイレで個別洗浄なのは珍しいかもしれません。
大便器個室は洋式3室の設置ですが、すべて便器が異なります。
向かって左側の個室はTOTOのC550SUが設置されています。
この個室は2009年頃の時点では和式でTOTOのC755CUが設置されていました。
中央の個室はTOTOのCS140が設置されています。
器具自体は珍しくともなんともないですが、JR東日本ではあまり見かけなかったりします(少なくとも首都圏では)。
この個室は2009年頃の時点でこの便器が設置されていました(便座は当初TOTOのTC290Jが設置されていた)が、この便器が2008年2月の発売であることや後述する右側の大便器の機種からすると竣工時は和式であった可能性が高いです。
右側の個室はTOTOのC550RUが設置されています。
この便器はC550SUの前身にあたる便器でJR東日本でも2000年代前半頃に竣工した駅でよく採用されていました。しかし最近のJR東日本は比較的新しいトイレも改修する傾向にあることや改修されなくてもC550SUに交換される事例(おそらく破損で)も多数あるためこの便器も以前ほど見ることができなくなっています。
こちらはおそらく竣工時から洋式だったのではないかと思われます。
多機能トイレ
便器はTOTOのC550RUです。
オストメイト設備としてTOTOの「パウチ・しびん洗浄水栓」が設置されています。
便器付近にある小型手洗器はTOTOのL570Aです。
手洗場はTOTOのL270DMです。
乳幼児設備としてはベビーシートがあります。
標準的な広さが確保されています。
コメント
ちょっと古さを感じますがきれいに管理されています。
内外装(外装は写真に撮ってないが)といい、高床式で出入口に段差がある仕様といい昔の雰囲気がするトイレでした。
しかしちょっと古いのはまだいいとして男性用トイレには全く乳幼児設備がないのはどうなのかと思います。周辺の駅では最低でも大便器個室1室にはベビーチェアが設置されていますし、駅によってはベビーシートが設置されているところもあります。これは要改善点ではないかと思います。
隣の駅
中央・総武線各駅停車
(御茶ノ水方面) 本八幡 ← 下総中山 → 西船橋 (千葉方面)
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