【珍品】上信電鉄上州富岡駅　トイレ

概要

群馬県富岡市

上信電気鉄道上信線の途中駅、上州富岡(じょうしゅうとみおか)駅。

富岡市の代表駅であり、上信電鉄の主要駅でもあります。

群馬県を代表する観光スポットであり、国宝及び重要文化財に登録された「富岡製糸場(末期は片倉工業株式会社富岡工場)」の最寄り駅となっています(ここから徒歩10分程)。

現駅舎は2014年3月17日に供用が開始された地上駅舎となっています。駅舎は等間隔に配置された鉄骨柱に煉瓦壁が巻き付いたデザインとなっているなど富岡製糸場を意識した造りとなっています。ただし煉瓦の色は富岡製糸場の煉瓦を引き立たせるために異なる色の物が使われているようです。

ちなみに2014年といえば富岡製糸場が世界遺産リスト登録物件となった年であり、観光客の増加と地域住民の生活交通の役割を見据えて現駅舎への建て替えが行われたようです。

トイレについて

トイレは改札外(駅舎を駅前広場側から見て左側)にあります。

• 男性用トイレ

小便器(台)	和式(室)	洋式(室)	ベッド系	ベビーチェア	オストメイト	ウォシュレット
4	―	1	×	×	×	〇

• 多機能トイレ

小便器(台)	洋式(台)	ベッド系	ベビーチェア	オストメイト	ウォシュレット
―	1	〇 (ベビーシート)	×	×	〇

このトイレは2014年3月に駅舎と同時に供用されたものになります。以前から男女別で多機能トイレが設置された公衆トイレ(水洗式、駅舎と別棟)があったようですが、駅舎建替えを機にトイレも再整備されたようです。

男性用トイレ

【珍品】手洗場は一見するとTOTOのL710Cに見えますが、DURAVIT製のものが1台設置されています。おそらく海外製ではないかと思われます。

ちなみにDURAVIT(デュラビット)製品はドイツの老舗メーカーになります。日本では販売代理店としてセラトレーディング株式会社(TOTOのグループ会社)や株式会社カクダイをはじめとする数社で取り扱いがあります。

【珍品】小便器はALLIA製のものが4台設置されています。ALLIA製品もセラトレーディング株式会社で一部取り扱いがあります。

大便器個室は洋式1室の設置です。さすがに大便器は海外製品ではなくTOTO製でした。

便器はTOTOの「RESTROOM ITEM01」CS116P、便座はTOTOウォシュレット(RESTROOM ITEM01専用品)TCF596Rが設置されています。

多機能トイレ

便器はTOTOの「RESTROOM ITEM01」CS116P、便座はTOTOウォシュレット(RESTROOM ITEM01専用品)TCF596Rが設置されています。

手洗場は確かこれもDURAVIT製だったと思います。

多機能トイレ内にはベビーシートがあります。

コメント

駅のトイレ、しかも改札外にある物としてはとても豪華です。富岡製糸場への最寄り駅ということもあってか器具や内装にとても気合を感じます。

しかし残念な点もちらほら…。

まずはイマイチ清潔感を感じないところです。ゴミの放置もありましたし、床面が黒ずんでいる点が気になりました(床は材質のせいでこうなっている可能性もありそうですが)。またトイレットペーパーのホルダーなど一部の器具が壊れているのも気になりました。

また観光地の最寄り駅でありながら男性用トイレの個室にベビーチェアがなかったり、多機能トイレがオストメイトに対応していなかったりと古いトイレであればしょうがない部分ですが、ここは2014年にできたトイレであり、そういったものが他の施設では当たり前のように設置されている時代にできたトイレなので残念に感じました。