概要
東京都品川区
JR横須賀線、相鉄・JR直通線、湘南新宿ライン(横須賀線~宇都宮線系統のみ停車)の電車が乗り入れる西大井駅。
もともとこの辺りは旅客線としては1980年10月1日に行われた横須賀線と東海道線の線路分離(それまでは横須賀線、東海道線が同じ線路を共同で使用していた、現在の東海道線の線路に当たる)の際に開業した区間ですが、西大井駅は当初駅の設置がなく、1986年4月2日に追加で開業しました。
この駅で東京方面(横須賀線)・新宿方面(相鉄・JR直通線、湘南新宿ライン)に分岐するため乗換駅でもありますが、ここで乗り換える人はあまりいないものと思われます。
1日平均乗車人員については20,000人(2019年度は16,028人)を切っており、23区内のJRの駅では下から8番目の数値となっています。しかし利用者は毎年増加しているようです。
トイレについて
トイレは改札口を正面(改札外から)に見て駅舎の左側にあります。
駅舎の中に公衆トイレがあるので雨の日でも濡れずに改札口からトイレに行くことが可能です。
ちなみに西大井駅の改札内にはトイレがありません。
小便器 (台) | 和式 (台) | 洋式 (台) | ベッド系 | ベビーチェア | オストメイト | ウォシュレット | |
男性用 | 5 | ― | 2 | × | 〇 (洋式1室) | × | × |
多機能 | ― | ― | 1 | 〇 (ベビーシート) | × | 〇 (汚物流し、温水対応) | 〇 |
品川区のトイレの仕様は分かりませんが、JR敷地内にあるトイレなためか品川区管理のトイレでありながら全体的にJR東日本の改札内みたいな雰囲気があるトイレです。
明るくてきれいなトイレですが、改札外のため途中下車していくには向かないトイレです。
男性用トイレ
手洗場はTOTOの「壁掛ハイバック洗面器」LS125DMが2台設置されています。しかしなぜか水石鹸供給栓の取付穴が塞がれています。
小便器はTOTOのUS900Rが5台の設置です。
大便器個室は2室あります。
どちらの個室も洋式です。
便器はTOTOの「壁掛大便器セット・フラッシュバルブ式」CS573Pが設置されています。
手前の個室にはベビーチェア(Combi製)が設置されています。
多機能トイレ
TOTOの「コンパクト多機能トイレパック(床置式・汚物流しあり)」が設置されています。
便器はTOTOのCS211BDPR(ロータンク式)、便座はTOTOウォシュレット アプリコットP AP2AK(TCF5840AUPR)が設置されています。
便器付近にある小型手洗器は「コンパクト多機能トイレパック」では標準装備になります。
手洗場は「コンパクト多機能トイレパック」では標準装備になります。ここも水石鹸供給栓の取付穴が塞がれています。
オストメイト設備は「コンパクト多機能トイレパック」の設置品でTOTOのSK117が設置されています。
多機能トイレにはその他におむつ交換台(Combi製)があります。
コメント
数年前に改修されただけあって明るくてきれいなトイレです。
残念ながら多機能トイレにしかウォシュレットが設置されていませんが、公衆トイレであるということを考えると仕方ないですね(むしろ多機能トイレだけでもウォシュレットがあるだけでも公衆トイレとしてはレベル高いかも)。
品川区の公衆トイレについてはあまりわからないので何とも言えませんが、駅に隣接(というか駅舎内にある)からなのかとてもJR東日本仕様感のあるトイレでした(内装然り、器具然り、ピクトグラム然り)。ただし多機能トイレに関してはJR東日本でコンパクト多機能トイレを使用しているところはあまりないですが…(上野駅1階ホーム末端のトイレと東京駅京葉線側の一部トイレくらいでしか見たことない)。
ちなみに改修前のトイレは
男性用トイレ
手洗場 ステンレス流し
小便器 TOTO U307CもしくはU307R×5台ほど(押しボタン式洗浄)
大便器(和式) 木村技研製ステンレス製便器×2室
多機能トイレ
便器 TOTO C48AS
手洗場 TOTO L103系
改修前のトイレを見たのは10年以上前ですが、記憶の限りではこんな感じでした。
隣の駅
横須賀線
(東京方面) 品川 ← 西大井 → 武蔵小杉 (横浜方面)
湘南新宿ライン(横須賀線~宇都宮線系統)、相鉄直通列車
(新宿方面) 大崎 ← 西大井 → 武蔵小杉 (横浜方面)
コメント