概要
千葉県成田市
京成電鉄本線(京成本線)の途中駅、公津の杜(こうづのもり)駅。
京成本線は各駅停車と快速、通勤特急、特急、快速特急、モーニングライナー(有料座席指定制)、イブニングライナー(有料座席指定制)が運行されていますが、ここには各駅停車、快速、通勤特急、特急が停車します。
2面2線のホームを有する地上駅で橋上駅舎を有しています。ただし掘割にホームがある為、ホームは半地下のような構造になっており、改札口は1Fにあります。なお駅舎の上部は「公津の杜駅ビル」となっており、事務所などが入居できるようになっています。
乗り場は以下の通りです。
| 乗り場 | 路線 | 方面 |
| 1番線 | 京成本線 | 京成船橋・青砥・日暮里・上野方面 |
| 2番線 | 京成本線 | 京成成田・成田空港方面 |
一日あたりの乗降人員は14,734人(2024年度)です。
駅自体は成田市内にありますが、印旛郡酒々井町との境界も近くにあります。
1994年4月1日に開業しました。京成本線では最も新しい駅であり、京成電鉄全体でも成田湯川駅や印旛日本医大駅(北総鉄道管轄の駅ではあるが、京成電鉄との共同使用駅)に次いで新しい駅となっています。
駅周辺はユアエルム成田(大型商業施設)や国際医療福祉大学の成田キャンパスがあります。京成佐倉~京成成田間の快速特急が通過する駅としては最も利用者が多く、街も発展しています。
トイレについて
改札を入って右側にあります。
| 小便器 (台) | 和式 (台) | 洋式 (台) | ベッド系 | ベビーチェア | オストメイト | 温水洗浄便座 | |
| 男性用 | 3 | ― | 2 | × | 〇 洋式1室 | × | 〇 |
| 多機能 | ― | ― | 1 | 〇 ベビーシート | 〇 | 〇 汚物流し・温水対応 | 〇 |
外観等

2025年に改修されました。
2025年1月上旬より改修工事が始まり、2025年3月下旬の時点では完成していました。

点字案内板です。周辺の駅と比べて利用者が多いはずですが、特段規模が大きいわけではありません。
男性用トイレ

手洗場はTOTOのLS135DMが2台の設置です。

小便器はTOTOのUS900JCSが3台の設置です。

ここ最近竣工した京成電鉄の駅トイレは「コラボレーションデザイン」が採用されることが多く、公津の杜駅も例外ではありません。

ここでは公津の杜にゆかりのある「緑豊かな自然」「街の人々」をはじめ、「成田山新勝寺」「成田国際空港」「うなぎ」「梅(市の木)」といった成田市にゆかりのあるもの、公津の杜駅にも乗りいれる「京成電鉄」、「くまどり(隈取)」(これだけは意味が分からないが、歌舞伎役者の屋号である成田屋(成田山新勝寺と縁があるらしい)つながり?)がモチーフになっています。

トイレ内のいたるところにコラボレーションデザインが施されています。


大便器個室は洋式2室の設置です。
手前の個室はTOTOの「パブリックコンパクト便器・フラッシュバルブ式」CS494J(と思われる)が設置されています。便座はTOTOウォシュレットP(TCF587Y)です。
この個室は扉が引き戸になっています。


奥の個室もTOTOの「パブリックコンパクト便器・フラッシュバルブ式」CS494J(と思われる)が設置されています。便座はTOTOウォシュレットP(TCF587Y)です。
こちらも扉は引き戸になっています。

奥の個室にはベビーチェアがあります。

大便器個室内にもコラボレーションデザインが施されています。
コラボレーションデザインが最初に採用されたのは京成酒々井駅(と思われる)ですが、ここは京成酒々井駅のトイレよりもコラボレーションデザインが広範囲に施されています。
多機能トイレ

TOTOの「コンパクト多機能トイレパック(コンパクト・バリアフリートイレパック)」が設置されています。
便器はTOTOのCS530P、便座はTOTOウォシュレット アプリコットP AP2AK(TCF5841AUP)が設置されています。
便器付近の小型手洗器は「コンパクト多機能トイレパック(コンパクト・バリアフリートイレパック)」専用品です。

手洗場はTOTOのL270CMが設置されています。

オストメイト設備も「コンパクト・バリアフリートイレパック(コンパクト多機能トイレパック)」専用品です。
乳幼児設備はベビーチェアとフィッティングボード、

ベビーシートがあります。




多機能トイレ内ももちろんのこと、コラボレーションデザインが施されています。


室内は標準的な広さとなっています。
おまけ(仮設トイレ)

改修工事中です。ちょうどこの日から仮設トイレに移行したようで旧トイレは仮囲いでおおわれる前でした(鉄骨が組まれているだけ)。
トイレの構造は現在と異なったようです(旧トイレは行ったことがないです)。
男性用トイレ

手洗場はLIXIL(INAX)のL-15AGが1台の設置でした。

小便器はINAX(LIXIL)のU-431Rが2台の設置でした。

大便器個室は洋式1室の設置でした。
INAX(LIXIL)のBC-110PTU(と思われる)が設置されていました。ロータンクは樹脂製だったと思います。
多機能トイレ

TOTOのCS370BP(便器)+SH3371BA(ロータンク)が設置されていました。便座はTOTOウォシュレットBV(TCF2211E)でした。
手洗場はなぜか写真を撮り忘れましたが、TOTOのL270系だったような気がします。

オストメイト設備は汚物流しと単水栓、しびん洗浄水栓「ケアクリック」が設置されていました。
コメント
明るくてきれいなトイレです。
近年改修された京成電鉄の駅トイレとしては標準的な設備だと思いますが、大便器個室は全室引き戸になっていたりと進化した点もあります。
最近のトイレは遊び心がなくて空間が画一的なことが多い気がしますが、ここのようにコラボレーションデザインを採用するのは良い試みだと個人的には思います。
隣の駅
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京成本線

(京成上野方面) 宗吾参道(KS38) ← 公津の杜(KS39) → 京成成田(KS40) (成田空港方面)


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