概要
東京都北区
東京メトロ南北線の終点および埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線の起点、赤羽岩淵(あかばねいわぶち)駅。駅の管轄は東京メトロ側になります。
東京メトロ南北線および埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線は全電車各駅停車で運行されています。
1991年11月29日に営団地下鉄(当時)南北線の駒込~赤羽岩淵間の開通ともにこの駅も開業しました。なお駒込~赤羽岩淵間は一番最初に開業した区間になります。
開業からしばらくは南北線の終着駅で接続路線もありませんでしたが、2001年3月28日に埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線が開業したことにより実質途中駅になりました(東京メトロ南北線と埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線は直通運転を行っているため)。
1面2線のホームを有する地下駅です。
乗り場は以下の通りです。
路線 | 方面 | |
1番線 | 埼玉スタジアム線 | 浦和美園方面 |
2番線 | 埼玉スタジアム線 | 王子・駒込・目黒方面 |
2023年度の乗降人員は89,097人(東京メトロ)です。また埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線への直通人員は43,196人です。一見利用者が多そうな印象ですが、東京メトロ南北線と埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線の直通人員が多く、赤羽岩淵駅自体の利用者はもっと少ないです。実際に駅構内を見てもとても利用者が多そうには思えません。
JR赤羽駅までは徒歩10分ほどの距離です。ただし東京メトロ南北線を目黒方面に3駅目にJR京浜東北線との乗換駅である王子駅、さらに王子駅から2駅先にJR山手線と乗り換えられる駒込駅があること、都内中心部へは地下鉄を乗り継いでも行くことができるためか、赤羽~赤羽岩淵間を徒歩で乗り換える客は少ないです。
トイレについて
トイレは改札を入って右にしばらく進んだところにあります。
小便器 (台) | 和式 (台) | 洋式 (台) | ベッド系 | ベビーチェア | オストメイト | 温水洗浄便座 | |
男性用 | 4 | ― | 3 | × | 〇 洋式1室 | × | 〇 |
多機能 | ― | ― | 1 | 〇 ベビーシート | 〇 | 〇 汚物流し・温水対応 | 〇 |
外観
何年か前(いつごろか忘れた)に改修されました。それ以前は志茂、王子神谷、王子、西ヶ原の南北線初期開業区間と同じような内装に器具選定でした(南北線区間のトイレはのちに紹介します)。
点字案内板です。
男性用トイレ
手洗場はTOTOのL130DMが3台の設置です。
小便器はTOTOのUS800C(E)が4台の設置です。
大便器個室は洋式3室の設置です。
3室ともTOTOのCS465が設置されています。
一番奥の個室にはベビーチェアと
フィッティングボードが設置されています。
多機能トイレ
便器はTOTOのCS465です。
便器付近の小型手洗器はTOTOのL570Aです。
手洗場はTOTOのL270CM(L270DM?)です。
オストメイト設備はTOTOの「オストメイト対応トイレパック」が設置されています。
乳幼児設備はフィッティングボード、
ベビーシート、
ベビーチェアがあります。
室内は広いです。
コメント
東京メトロ南北線も埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線も比較的開業が新しい路線なためかバリフリー法が施工される前からどの駅にも多機能トイレがありましたし、洋式便器もほとんどの駅に開業時からありました(赤羽岩淵駅が開業した1991年はもちろんのこと、全線開通した2000年時点でも駅トイレにおいて洋式便器の設置は少なかったものと思われます)。
しかし比較的先進的な設備であったためか、全面的な改修が行われるのも遅く、現在でも開業時からあると思われるトイレが複数の駅で残っています(もちろん洋式化をはじめとした設備の増強は行われていますが)。
赤羽岩淵駅はウォシュレットの設置こそありませんが、東京メトロ南北線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線の両路線の駅では比較的充実した設備を有しています。また清掃状態もなかなか良いです(埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線の駅では一番きれい)。
そういえば東京メトロの駅はきれいなトイレが多い印象です。関東の他の鉄道会社と比べても清掃レベルが高く感じます(全駅見たわけではないですし、ちょっと汚いかなというトイレもなかったわけではありませんが)。
隣の駅
赤羽岩淵(SR19) → 川口元郷(SR20)
東京メトロ南北線
志茂(N18) ← 赤羽岩淵(N19)
埼玉スタジアム線
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