概要
埼玉県さいたま市緑区
埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線の終点、浦和美園(うらわみその)駅。
埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線は全電車各駅停車で運行されています。
2001年3月28日に埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線赤羽岩淵~浦和美園間とともに開業しました。当初は2006年に開業予定でしたが、近隣の埼玉スタジアム2002での2002 FIFAワールドカップが行われることになり、その観客輸送に対応するため、前倒しで開業したといわれています。
2面3線のホームと橋上駅舎を有する構造です。しかし通常時に使われるのは1面2線のホームのみで、なおかつ多客時に使われるホームは橋上部からつながっていません。また駅舎内に埼玉高速鉄道株式会社の本社が入居しています。
乗り場は以下の通りです。
路線 | 方面 | 備考 | |
1・2番線 | 埼玉スタジアム線 | 東川口・赤羽岩淵方面 | ― |
3番線 | 埼玉スタジアム線 | 東川口・赤羽岩淵方面 | 多客時のみ使用 |
2023年度の乗車人員は11,665人です。
埼玉スタジアム2002には東口から徒歩15分ほどの場所にあります。その他にイオンモール浦和美園が東口から徒歩6分ほどの場所にあります。
駅開業当初は区画整理事業が開始されたばかりで埼玉スタジアム2002以外で目立ったものがなく、宅地開発もほとんど行われていない状態だったようですが、2006年4月にイオン浦和美園ショッピングセンター(現在のイオンモール浦和美園)が開業したのを機に飲食店をはじめとする店舗の開業、マンションや戸建住宅の分譲開始などで街が徐々ににぎわってきています。またそれまで2,900人台で推移していた駅乗車人員も2006年に4,700人台まで増加し、それからも増加し続けています(2020年を除く)。
トイレについて
通常時に使えるトイレは2F改札階の改札を入って正面にあるトイレになります。
この他、3番線ホーム(臨時ホーム上)にもトイレの設置がありますが、多客時以外は閉鎖されています。
小便器 (台) | 和式 (台) | 洋式 (台) | ベッド系 | ベビーチェア | オストメイト | 温水洗浄便座 | |
男性用 | 5 | ― | 3 | × | × | × | 〇 |
多機能 | ― | ― | 1 | 〇 ベビーシート | 〇 | 〇 パウチ・しびん洗浄水栓付背もたれ | 〇 |
多客時に備えてか周辺の駅よりも小便器が少し多めに設置されています。
外観

ピクトグラムが大型化されていて遠くからでもわかりやすくなっています。
男女トイレ階段およびスロープを上った先にあります。多機能トイレは階段の左側にあります。

点字案内板です。
男性用トイレ

手洗場はTOTOのL331RAが3台の設置です。

埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線の各駅(赤羽岩淵駅除く)ではブース材などを中心に独特なデザインが取り入れられていますが、その説明が手洗場付近にありました。

小便器はTOTOのUS610CSが1台とUS520Cが4台の計5台設置されています。

小便器上にはレリーフ(厳密には違うけど)があります。

大便器個室は洋式3室の設置です。

手前の2室はLIXIL(INAX)のC-P25H(と思われる)が設置されています。便座はLIXIL(INAX)シャワートイレPAタイプ(CW-PA11系)が設置されています。

奥の1室はTOTOのC48SRが設置されています。便座はLIXIL(INAX)シャワートイレPAタイプ(CW-PA11系)が設置されています。

トイレブースです。独特なデザインになっています。
多機能トイレ

便器はTOTOのC48ASです。便座はLIXIL(INAX)シャワートイレPAタイプ(CW-PA11系)が設置されています。
オストメイト設備はTOTOの「パウチ・しびん洗浄水栓付背もたれ」が設置されています。

手洗場はTOTOのL103Aです。

乳幼児設備はベビーシートと

フィッティングボードが設置されています。

室内は標準的な広さです。
コメント
古さを感じますが、管理は行き届いていてきれいです。一部大便器個室やトイレブースなどがリニューアルされていますが、その他はほとんど開業時のままです。
トイレの設備はちょうどこの時期に竣工した東京メトロ(当時は営団)と非常に雰囲気が似ています。この路線自体が東京メトロ南北線に直通していることやもともとは営団地下鉄としての延伸が計画されていた(諸事情により第3セクターの埼玉高速鉄道株式会社による運営となった)ことが関係しているのでしょうか。
周辺のトイレ
- 浦和美園駅西口公衆トイレ

隣の駅
埼玉スタジアム線
東川口(SR25) ← 浦和美園(SR26)
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