概要
神奈川県川崎市多摩区
JR南武線の途中駅、稲田堤(いなだづつみ)駅。京王電鉄相模原線との乗換駅ですが、京王線側の駅とは300~400mほど離れています。
南武線では各駅停車と快速が運転されていますが、ここは各駅停車と快速の両方が停車します。
2面2線のホームと橋上駅舎を有する構造となっています。
乗り場は以下の通りです。
路線 | 方面 | |
1番線 | 南武線 | 登戸・武蔵小杉・川崎方面 |
2番線 | 南武線 | 府中本町・立川方面 |
一日あたりの乗車人員は35,006人(2022年度)となっています。
現駅舎は2023年8月より供用開始となりました。かつては1番線ホーム側に地上駅舎がありましたが、通勤通学時間帯を中心に駅前の踏切が混雑する上に道路幅が狭く危険な状況となっていたため、歩行者の安全性および利便性を考慮して橋上駅舎へと改築されました。なお、当初は2017年に橋上化される予定でしたが、用地取得が難航した影響で2023年までずれ込んでいます。
京王稲田堤駅(京王電鉄相模原線)の南口(エスカレーターあり)まではここから西に400mほど、北口(エスカレーターなし)までは北西に300mほどの距離があります。所要時間はどちらも5分ほどとなっています。北口のほうが近いですが、京王稲田堤駅ではエスカレーターが南口のみ設置されているためか南口を目指す乗り換え客が多いようです。
トイレについて
小便器 (台) | 和式 (台) | 洋式 (台) | ベッド系 | ベビーチェア | オストメイト | 温水洗浄便座 | |
男性用 | 2 | ― | 2 | × | 〇 洋式1室 | × | 〇 |
多機能 | ― | ― | 1 | 〇 ベビーシート | × | 〇 汚物流し・温水対応 | 〇 |
トイレは改札を入ってすぐ左側にあります。
乗換駅としては小規模なトイレです。日中は空いてる傾向にありますが、通勤通学時間帯はこの規模では混雑がすごそうな気がします。
男性用トイレ

手洗場はTOTOのL210Cが2台の設置です。
JR東日本首都圏の駅でここ数年の間に竣工したトイレではほとんどの場所でTOTOのLS135DMやLS125DMが設置されているのでこの機種が採用されたのはちょっと意外でした。
それはともかくとしておおむね2017年以降に竣工したトイレでは液体石鹼も標準的に備えられていますが、ここではなぜかありませんでした。

小便器はTOTOのUS900R(と思われる)が2台の設置です。

大便器個室は洋式2室の設置です。
TOTOの「壁掛大便器セット・フラッシュバルブ式」CS573Pが設置されています。便座はTOTOウォシュレットPS2(TCF5534Y)が設置されています。
個室内は2室ともスペースが広くなっています。

手前の個室にはベビーチェアがあります。
多機能トイレ

TOTOの「壁掛大便器セット・フラッシュバルブ式」CS573Pが設置されています。便座はTOTOウォシュレットPS2(TCF5534Y)が設置されています。
そういえば最近のトイレでは珍しく背もたれの設置がありません。
便器付近の小型手洗器はTOTOのL570Aです。

手洗場はTOTOのL270Dが設置されています。

オストメイト設備はTOTOの「コンパクトオストメイトパック」が設置されています。

乳幼児設備はベビーシートがあります。

室内は標準的な広さです。
コメント
内装は高級感がありますが、設備はコストダウンが否めないトイレです。
ウォシュレットまで省かれなくてよかったですが、液体石鹼や背もたれの設置は他の駅にもあるものなのになぜここでは省かれてしまったのでしょうか。
橋上化前の仮駅舎時代のトイレは下記よりご覧ください。

隣の駅
南武線

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