【JR東日本】一ノ関駅トイレ

概要
トイレについて
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概要

岩手県一関市

東北新幹線及び東北本線、大船渡線の駅、一ノ関(いちのせき)駅。

東北新幹線は1982年の開通時当初からの停車駅となっています。ただし駅自体は東北新幹線が開通するはるか前からあります。

東北新幹線の仙台～盛岡間では「はやぶさ」「こまち」「やまびこ」の3種類の愛称の列車が運行されていますが、ここには一応すべての愛称の列車が停車します。ただし「はやぶさ」「こまち」は一部の列車のみ停車します。「やまびこ」は全列車停車します。

上下線とも1時間に1～2本ほど停車します。

東北本線はこの駅で運行が分断されており、小牛田・仙台方面と盛岡方面を乗り継ぐ際は必ず乗り換えが必要となります(臨時列車はこの限りではない)。小牛田・仙台方面、盛岡方面ともに1時間に1本ほどの運行があります。

大船渡線は1～3時間に1本ほどの運行となっています。

東北新幹線は2面2線のホームと通過線2線を有する高架駅、在来線は2面3線のホームを有する地上駅となっています。

改札口は新幹線高架下に東口改札、在来線1番線ホームに面して西口改札があります。また新幹線と在来線の中間改札として新幹線のりかえ口があります。ちなみに新幹線改札内から改札外へ出るには必ず在来線改札内を経由することになります。

乗り場は以下の通りです。

	路線	方面
1番線	東北本線	小牛田・仙台方面花巻・盛岡方面
2番線	東北本線	小牛田・仙台方面花巻・盛岡方面
3番線	大船渡線東北本線	気仙沼方面花巻・盛岡方面
11番線	東北新幹線秋田新幹線	盛岡・新青森・新函館北斗方面盛岡・秋田方面
12番線	東北新幹線	仙台・福島・郡山・宇都宮・大宮・上野・東京方面

1日あたりの乗車人員は3,562人(2022年度)です。また新幹線だけの1日あたりの乗車人員は1,731人(2022年度)となっています。

一関温泉郷の最寄り駅となっているほか、世界遺産の「中尊寺」の最寄り駅である平泉駅まで2駅という立地でもあります。東京方面から平泉駅へ向かう際はここで新幹線と東北本線を乗り継ぐのが一般的と思われます。

トイレについて

	男女の区別	多機能トイレ	和式便器	洋式便器	温水洗浄便座	乳幼児設備	オストメイト設備
新幹線改札内	有	有	無	有	有	有	有
在来線東口改札内	有	有	無	有	有	有	有
在来線1番線ホーム	有	有	無	有	有	有	無
西口改札外	有	有	無	有	有	有	無

トイレは改札内外合わせて4か所あります。

新幹線改札内

	小便器 (台)	和式 (台)	洋式 (台)	ベッド系	ベビーチェア	オストメイト	温水洗浄便座
男性用	3	―	3	×	〇洋式1室	〇パウチ・しびん洗浄水栓付背もたれ洋式1室	〇
多機能	―	―	1	〇ベビーシート	×	〇汚物流し・温水対応	〇

外観

新幹線改札内のトイレは12番線ホームへ向かうエスカレーターの左側にある通路を進んだ先にあります。

一ノ関駅構内にあるトイレでは設備的にも規模的にもここが一番充実しています。

男性用トイレ

手洗場はTOTOのL130Dが3台の設置です。

小便器はTOTOのU500が3台の設置です。

大便器個室は洋式3室の設置です。

左側の個室の便器はTOTOのC550SUが設置されています。便座はTOTOウォシュレットPS2n(TCF5523YR)が設置されています。

中央の個室も便器はTOTOのC550SUが設置されています。便座はTOTOウォシュレットPS2n(TCF5523YR)が設置されています。

右側の個室は簡易多機能個室になっています。

この個室の便器はTOTOのC473Pとなっています。便座はTOTOウォシュレットPS2K(TCF5553PR)です。

オストメイト設備としてTOTOの「パウチ・しびん洗浄水栓付背もたれ」があります。

乳幼児設備はベビーチェアとフィッティングボードがあります。

室内は簡易多機能個室としては広いです。

多機能トイレ

便器はTOTOのC480ANです。便座はTOTOウォシュレット　アプリコットF2(TCF4421E V81PW)です。

便器付近の小型手洗器はTOTOのL570Aです。

洗浄ボタンの上に「2回目で流れます」とありますが、どういうことでしょうか…。

手洗場はTOTOのL270Dです。

オストメイト設備はTOTOの「オストメイト対応トイレパック」が設置されています。

乳幼児設備はベビーシートとおむつ用ダストボックスがあります。

室内はかなり広いです。

在来線東口改札内

	小便器 (台)	和式 (台)	洋式 (台)	ベッド系	ベビーチェア	オストメイト	温水洗浄便座
男性用	2	―	1	×	×	×	〇
多機能	―	―	1	〇多目的シート	〇	〇汚物流し・温水対応	〇

外観

東口改札を入ってすぐ右に曲がって通路をひたすら進んだ先にあります。

調査時、電気系統に不具合があったらしく出入口付近で復旧作業が行われていました。このトイレにも点字案内板がありましたが、作業場所の近くだったため撮影できませんでした。

またその影響かトイレ前の通路や男性用トイレ内では一部の灯具が消灯している状態でした。

男性用トイレ

非常に古いトイレです。新幹線が開業した1982年ごろにできたトイレと思われますが、大便器周辺以外はほぼ昔のままになっています。

手洗場はTOTOのL332が2台の設置です。

小便器はTOTOのU29が2台の設置です。

昔は大便器個室ともどもハイタンク式だったようです。

大便器個室は洋式1室の設置です。

TOTOの「ピュアレストQR」CS60BH(便器)＋SH60BA(？)(ロータンク)が設置されています。便座はTOTOウォシュレットPS2n(TCF5523YR)です。

多機能トイレ

こちらは増設(または改修)されたようで比較的新しいです。

TOTOの「RESTROOM ITEM01」が設置されています。

便器はTOTOの「RESTROOM ITEM01」CS116Pです。便座はTOTOウォシュレット(TCF596CM)が設置されています。

便器付近の小型手洗器はTOTOの「RESTROOM ITEM01」L117です。

手洗場はTOTOの「RESTROOM ITEM01」L115です。

オストメイト設備はTOTOの「RESTROOM ITEM01」SK115が設置されています。

乳幼児設備はベビーチェアとおむつ用ダストボックスがあります。

その他に多目的シートの設置があります。

室内は広いです。特に奥行きがあります。

在来線1番線ホーム

	小便器 (台)	和式 (台)	洋式 (台)	ベッド系	ベビーチェア	オストメイト	温水洗浄便座
男性用	2	―	1	×	〇洋式1室	×	〇

外観

このトイレは西口改札を入って右側に進んだ場所にあります。

西口の駅舎内にありますが、出入口は1番線ホーム側に面しています。

公式ホームページでは多機能トイレがないことになっていますが、現地の看板には車いすマーク(多機能トイレ)が表示されています。

点字案内板です。

男女とも規模は小さめです。多機能トイレは男女各トイレ内にあります(多機能トイレと言うよりも簡易多機能トイレみたいな感じだが)。

男性用トイレ

手洗場はTOTOのL103系が1台の設置です。

小便器はTOTOのUS620CK(手すりがある方)とUS820CKが各1台ずつの計2台設置されています。

もともと2台ともUS620CKが設置されていたものと思われます。

US820CKはUS620CKの後継品となっており、どちらも見た目はほとんど同じですが、よく見てみると細かな違いがあります。まずセンサーの形がUS820CKのほうが角ばっています。また全長や受け口の高さはUS820CKのほうが少し高くなっています。このほかにも細かな違いがあります(少なくともあと2つほどありますが、皆さんは見つけられたでしょうか)。

大便器個室は洋式1室の設置です。

扉下部の隙間が一般的なトイレよりも大きい気がしますが、気のせいでしょうか。

便器はTOTOのC450Sが設置されています。便座はTOTOウォシュレットPS2K(TCF5553PR)です。

乳幼児設備はベビーチェアがあります。

一応多機能トイレらしく室内は広く造られています。しかし一般的な多機能トイレと比べて狭い気がしますし、便器の洗浄が押し棒式(しかも便器に腰掛けると背後になる)だったり、小型手洗器もなかったりとあまり設備は良くないですね。

ちゃんとした(？)多機能トイレは先述した新幹線改札内や在来線東口改札内の他にこの後紹介する西口改札外にもあります。

西口改札外

	小便器 (台)	和式 (台)	洋式 (台)	ベッド系	ベビーチェア	オストメイト	温水洗浄便座
男性用	2	―	2	×	×	×	〇
多機能	―	―	1	〇ベビーシート	〇	×	〇