概要
神奈川県横浜市保土ヶ谷区
JR横須賀線で横浜駅から大船方面へ1駅のところにある「保土ヶ谷駅」。横須賀線の電車と湘南新宿ラインの横須賀線~宇都宮線系統の電車が停車し、東海道線や湘南新宿ラインの東海道線~高崎線系統の電車は通過します。
現在は東海道線と横須賀線の線路は分かれていますが、以前は同じ線路を共有していました。やがて当時、貨物線として利用していた線路を横須賀線の線路として活用することになり、1980年10月1日に東海道線と横須賀線の線路が分離されました(SM分離という)。それと同時にホームが東海道線上から横須賀線上に移転されました。ちなみにホームが東海道線上にあったころから東海道線の電車はすべて通過し、横須賀線の電車のみ停車していたそうです。
現在の駅舎(橋上駅舎)はSM分離から少し遅れて1981年2月に竣工したようです。
トイレについて
トイレは改札内(橋上駅舎)にあります。
小便器 (台) | 和式 (台) | 洋式 (台) | ベッド系 | ベビーチェア | オストメイト | ウォシュレット | |
男性用 | 5 | ― | 4 | × | 〇 (洋式1室) | × | × |
多機能 | ― | ― | 1 | 〇 (多目的シート) | × | 〇 (汚物流し、温水対応) | × |
何年か前に改修された比較的新しくてきれいなトイレです。
男性用トイレ

手洗場はTOTOのL120Dが3台の設置です。

小便器はTOTOのUS900Rが5台の設置です。

大便器個室は洋式が4室の設置です。
便器はTOTOのCS476BP V4です。
CS476BP V4はJR東日本の一部の駅以外では見たことがありません。しかも壁掛大便器セット・フラッシュタンク式(CS530P)が登場する前の一時期に出回っただけで設置数も多くはありません。
ちなみにこのトイレはロータンク式です。

一番奥の1室にはベビーチェアがあります。
多機能トイレ
以前からありましたが、男女トイレとともにこちらも改修されました。

こちらも便器はTOTOのCS476BP V4(ロータンク式)です。
多機能トイレ内には何とも言えない臭いが漂っていました(下水臭?)。洋式便器が封水切れを起こしていた(ように見えた)からでしょうか。
JR東日本の駅にしては珍しく小型手洗器が設置されていません。

手洗場はTOTOのL270DM(L270CMだったかも)です。
なぜか多機能トイレにだけ液体石鹸が備え付けられています。

多機能トイレ内にはオストメイト設備としてTOTOの「オストメイト対応トイレパック」(汚物流し:SK116)があります。

他にも多目的シートがあります。
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きれいなトイレです。お隣の横浜や東戸塚よりも空いています。また駅のトイレとしてはなかなか設備レベルが高いです。あとはウォシュレットがあれば言うことなしです。
改修前のトイレは
男性用トイレ
手洗場 TOTO L331系またはL507系×3台ほど
小便器 TOTO U307C×1台とU406Cが複数台+S408B
大便器(和式) TOTO C755C(一部個室はのちにC755CUに交換)+S408BまたはS409B×2室
大便器(洋式) TOTO C716(フラッシュバルブ式)×1室
器具カラーはパステルアイボリーがほとんどでしたが、和式便器はソフトブルーとパステルブルーが混在していた気がします。
多機能トイレ
便器 TOTO CS20AB+SH30BAまたはCS80AB+SH90BA
手洗場 TOTO L103系
付加設備はベビーシートかパブリック用折りたたみシートのどちらかが設置されていたと記憶
改修前はなかなか面白いトイレだったのでもう一度調査したかったのですが、訪れるのが遅かったようです…。
駅前にも公衆トイレがあります。調査したころは古めかしくてあまり利用したくない感じでしたが。現在は改修されたようです。

隣の駅
横須賀線、湘南新宿ライン(横須賀線~宇都宮線系統)
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